蔵王酒造は明治6年（1873）に創業し、現在は白石市唯一の酒蔵です。大正2年（1913）に「渡辺醸造株式会社」として組織を再編し、昭和6年（1931）に酒銘を「蔵王」に変更、昭和45年（1970）に社名を「蔵王酒造株式会社」に変更しました。
仕込み水は蔵王連峰の軟水の地下水を蔵の敷地内地下50メートルから汲み上げて使用し、特定名称酒には「美山錦」「蔵の華」などの酒米を白石市や角田市の農家と契約栽培しています。
主要銘柄「蔵王」は全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど高い評価を得ています。
杜氏と副杜氏を中心に平均30歳前後の若い蔵人たちが酒造りを担い、伝統を守りながら新しい時代の酒造りにも挑戦しています。
蔵王酒造展示館では無料で試飲や日本酒の購入が可能で、予約制で蔵見学も実施しており、地域に開かれた酒蔵として親しまれています。