御代栄

御代栄は、大伴家持が万葉集で詠んだ「天皇の御代栄むと 東なる陸奥山に 黄金花咲く」という詩に由来して名づけられた伝統的な銘柄です。
この和歌は、奈良時代に陸奥国(現在の東北地方)で黄金が発見されたことを祝して詠まれたもので、天皇の御代の繁栄を願う意味が込められています。非常に格式の高い由来を持つ銘柄名です。
1805年の創業以来、200年以上にわたり地域で愛され続けてきた北島酒造の看板銘柄で、旧東海道沿いという立地を活かし、多くの旅人や地元の人々に親しまれてきました。
敷地内に湧き出す鈴鹿山脈のやわらかな軟水を使用し、近江米を中心とする酒米で醸されています。齋田泰之杜氏の確かな技術により、伝統の味わいを守りながら、現代の食卓に寄り添う酒質を追求しています。
大吟醸「黒松」をはじめ、様々な商品ラインナップを展開しており、格式のある銘柄名にふさわしい品質を維持しています。