Shunnouten

萬屋醸造店の代表銘柄で、与謝野晶子が詠んだ歌に由来する銘柄名です。
「法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵」という歌から名付けられ、文人墨客に愛された日本酒として知られています。
生産量の約8割を純米酒が占める"純米主義"を貫き、糖類を一切使用せず、酒造好適米「玉栄」「山田錦」「吟のさと」「美山錦」などを使用しています。
玉栄は硬質な米で強い米の旨味を引き出すことができ、食事と合わせて温度帯で楽しむことを想定した酒質設計が特徴です。
「辛口のぬる燗」にこだわり抜いた銘柄で、しっかりとした辛口の純米酒でありながら、うっすらと上品な酸味を伴う柔らかい旨みのやや辛口タイプです。
山国、甲斐の春を思わせるほのぼのとした風味があり、ぬる燗で飲むお酒として一番支持される酒を目指しています。
特別純米酒、純米吟醸、大吟醸など幅広い製品ラインナップを持ち、八神峰などの限定品も展開しています。
米を知り尽くした生産者が蔵人として酒造りに携わり、地元産米を使用した地域に根ざした酒造りを実践しています。