多賀

多賀は、蔵が位置する多賀町の名を冠した銘柄です。多賀町は多賀大社の門前町として知られ、「お多賀さん」の愛称で親しまれる多賀大社は、伊邪那岐命と伊邪那美命を祀る古社で、延命長寿の神様として信仰を集めています。
300年以上にわたり多賀の地で酒造りを続けてきた伝統の銘柄です。かつて彦根藩主・井伊家より酒造りを命じられ、藩の御用酒を造った歴史を持ちます。
硬度180mg/Lという独特の水質を持つ仕込み水により、カルシウムによる酵母の活性化と、軟水的なミネラルバランスによる繊細さが両立した、多賀ならではの酒質を実現しています。
杜氏の東義明氏が月桂冠と広島県立食品工業技術センターで培った経験と技術を活かし、伝統を守りながらも現代の技術を取り入れた酒造りを実践しています。
「稲澄 純米大吟醸」など、様々な商品ラインナップを展開しており、多賀大社という延命長寿の神様のお膝元で醸される酒として、縁起の良い銘柄として親しまれています。
新ブランド「AZM」は、従来の多賀ブランドとは一線を画す高級手作り酒ラインとして、新たな挑戦を続けています。