井手酒造は日本三大美肌の湯として有名な嬉野温泉の中心街に蔵を構える酒造です。
創業者・井手吉太郎が「虎が子を愛する情は深い。その虎の子のように可愛がられ、長く愛飲され、千里を走る虎のごとく名が広く知れ渡るように」との願いを込めて「虎之児」と命名しました。
全ての蔵人が春から秋は嬉野茶を栽培する茶農家で、冬季のみ酒造りに専念するという独特のスタイルを持っています。
俳人・種田山頭火が日記に「虎之児を心ゆくまで飲んで絶品なり」と記すなど、文人にも愛された歴史があります。
北部九州3県日本酒コンテストで「純米 虎之児」が純米部門で大賞を受賞しました。