京姫酒造は「品質第一主義」をモットーに酒造りに取り組んでいます。長い歴史の中で培われてきた醸造技術を継承しながらも、多様化するニーズに応えるべく品質を追求し満足いただける商品づくりを目指しています。平安建都1200年祭にあやかり、平安京の「京」と深窓の姫君の「姫」をもらい社名を京姫酒造としました。
京姫酒造のある京都伏見は、江戸時代には伏水（ふしみ）と書かれていたほど古くから豊富な地下水に恵まれていました。伏見の水は、酒造りにとって大敵の鉄分が極めて少なく、麹や酵母の働きを助けてくれるカリウムやカルシウムなどを適度に含んだ中硬水です。敷地内の井戸から湧き出る清水で仕込み、伏見の酒の特徴であるソフトな旨口、きめ細かな風味を醸し出しています。
京都・伏見の水と風土が育てた京姫の酒は、柔らかでキメ細やかな風味を醸し出します。この水に助けられ、発酵もおだやかに進むことで、出来上がったお酒はキメが細かく、まろやかな優しい味わいに仕上がります。
特に大吟醸や純米吟醸に名付けられた「匠」という銘柄は、京姫の技を結集した作品で幅広い層の顧客に愛飲されています。酒造好適米の最高峰と言われる「兵庫県産山田錦」を使用し、純米大吟醸「匠」は山田錦を100%使用し45％まで贅沢に磨きあげ、飲み飽きしない上品な吟醸香と、キレがある飲み易さが特徴です。
「匠」シリーズは、ワイングラスでおいしい日本酒アワード2024（メイン部門）金賞、2023（メイン部門）最高金賞、全国燗酒コンテスト2023（プレミアム燗酒部門）金賞、2020（お値打ちぬる燗部門）金賞など数々の賞を受賞しています。