Chichibukojirou

秩父小次郎は約400年の歴史を持つ秩父菊水酒造が誇る代表銘柄で、杜氏の経験と技を基にした伝統的な手造り製法により、日本酒本来の芳醇でしっかりとした味わいを守り続けています。
味わいは「やや古典的なタイプ」として知られ、フルーティーな酸味とコクが調和した濃厚な味わいが特徴です。しっかりと芯が強く、存在感のある酒質でありながら、変な癖や過度な甘さがなく、バランスの取れた好感の持てる仕上がりとなっています。
冷やしても腰が砕けず、燗にしても味が伸びるという懐の深さを持ち、幅広い温度帯で楽しめる汎用性の高さが魅力です。この特性は、伝統的な日本酒の造り方を忠実に守り続けてきた結果として生まれたものです。
埼玉県で開発された酒米「彩のかがやき」を使用するなど、地元素材へのこだわりも見られ、昔ながらの手作り製法によって醸される日本酒として、伝統的な味わいを好む愛飲家に支持されています。
武甲正宗、秩父錦と並ぶ秩父三大銘酒のひとつとして、地元秩父では特に親しまれており、400年という長い歴史が培った技術と伝統の結晶として、秩父の酒文化を代表する銘柄です。